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花と風の薫り

ボルトニア

時を経たボルトニアは色が褪せてくる。
新しい花とのコントラストもまた味わいになる。
凌霄花 のように一日花もあるというのに、
ボルトニアはひとつの花が本当に長く咲く。

ボルトニア_e0196640_14212891.jpg


今朝も鶯が鳴いていた。
じっとりと汗をかきながら
その清々しい声を聴く。

陽が落ちる前、そして朝、
鳴き声が辺りに響きわたる。

はじめに声を聴くのは早春。
鶯と言えば、季節は春だけれど、
今頃は声も大きく、上手に鳴く。
未熟な鳴き方がなく、
どこか安心した気持ちで聴ける。

疑問に思って調べてみると
この季節の鶯は老鴬と言い、
「声は大きく流麗である。」とある。
それで聴きごたえがあるのか・・
なるほど、と納得。

蝉の鳴き声には寂しさがある。
けれど、暑いさなかの鶯の声は
元気で、只々清々しく爽やか。
夏の鶯の声を聴くのは気楽でいい。
by hanatokazenokaori | 2012-07-29 14:39 | 庭の花